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FXで興奮しすぎて救急車?~心とカラダを守る稼ぎ方へ~

私の名前は「ふくお」。もしあの夜、もう少し自分を抑えられなかったら、今ここであなたにこの話をすることはできなかったかもしれません。50代後半、心臓に持病を抱える私が、FXの連敗に熱くなって胸が締め付けられた、忘れられない金曜日の夜の物語です。

これまでの人生は、まるで嵐が続く海のようでした。若い頃に夢見たネットビジネスで詐欺にあい、1500万円もの大金を失って自己破産。愛するマイホームも手放し、10回以上も職を変え、ついには心臓病まで患ってしまいました。妻と二人、公営住宅で質素に暮らす日々。「もう人生は終わりだ」と、何度も諦めかけました。

そんな絶望のどん底にいた私に光を差してくれたのがFXでした。でも、感情に振り回されてばかり。時には心臓の持病が悪化するほどの興奮状態に陥ることもありました。あの夜の出来事が、私のトレードと生き方そのものを根っこから変えたのです。

目次

地獄の金曜日、胸を締め付けられた夜

12月の寒い金曜日、午後11時を過ぎた頃でした。築40年の公営住宅のリビングで、10年前に買った中古パソコンの画面を睨みつけていました。隣の部屋からは妻の穏やかな寝息が聞こえますが、画面には血のような真っ赤な「-8万円」の文字が容赦なく突きつけられていました。

「なんで今日はこんなに負けるんだ…」

朝6時から始めて、すでに5回連続で負けていました。普段なら「今日はもう休もう」と思うところですが、取り返したい気持ちが心の奥底からこみ上げて、抑えることができませんでした。

この焦りには深い理由がありました。10年前の詐欺で1500万円を失った私にとって、お金を失うことは単なる損失以上の恐怖でした。パート収入が月12万円の私にとって、8万円の損失はすでに一大事だったのです。

そして6回目の取引で、普段は慎重に1万円しかリスクを取らないのに、「今度こそ取り返してやる!」という感情に突き動かされ、なんと3万円という大きな取引をしてしまいました。手が震えながらマウスをクリックした瞬間、「これはやってはいけない」と分かっていました。

ロットを上げると、チャートの小さな動きでも心臓は大きく揺れます。「まだ戻る、きっと戻る」と画面に向かって必死に念じましたが、無情にも損失は拡大するばかり。結局、合計11万円もの大金を負けてしまいました。

「終わった…また家族に迷惑をかけてしまう」

その瞬間、急に胸が苦しくなりました。以前から患っている心臓病の症状が強烈に現れたのです。呼吸が浅くなり、額には冷たい汗。胸の真ん中を誰かに強く握られているような痛みと、肩から腕にかけてのしびれ。動悸は激しく、まるで心臓が胸から飛び出しそうでした。

「やばい、また心臓の調子が…これは本当にまずい」

隣の部屋で寝ている妻を起こして救急車を呼んでもらおうか、本気で迷いました。でも、「FXで負けて興奮しただけで救急車なんて…」と自分に言い聞かせ、台所で冷たい水を一杯飲みました。深夜1時を過ぎても眠れず、ベッドの中で天井を見つめながら「このままFXを続けていたら、本当に死んでしまうかもしれない」と真剣に考えました。

二人の恩人との出会い

翌朝、ごみ捨て場で元銀行員の田中さんに会いました。70歳の田中さんは、現役時代に多くの投資案件を見てきた経験豊富な方です。

「ふくおさん、顔色が悪いよ。大丈夫かい?」

田中さんの心配そうな表情を見て、私は昨夜のことを正直に打ち明けました。「昨夜、FXで11万円負けて…熱くなって、胸がドキドキして。救急車を呼ぼうかと思うほどでした」

私の話を聞いた田中さんは、深くため息をついてから静かに言いました。

「ふくおさん、それは投資じゃない。ギャンブルだよ。感情が前に出た時点で、もう勝負はついてるんだ」

その言葉は図星でした。悔しくて、でもありがたくて、私の胸に深く突き刺さりました。

心配になった私は、その日の午後にかかりつけの高橋医師のクリニックを訪れました。5年間私の心臓病を診てくれている信頼できる医師です。私の脈を測りながら、先生は静かに言いました。

「ストレスで交感神経が上がると、心臓は無理をします。あなたの心臓で、それは危険です。興奮が上がったら下げる。これを覚えましょう」

「どうやって下げれば…?」

「呼吸です。特別な道具はいりません。4秒吸って、4秒止めて、4秒吐く。これを10回。まずはそれから。それと、負けた直後は必ず席を立つこと。画面を見続けるのは毒ですよ」

先生の目は厳しいけれど、温かかった。「プロは負けた後の行動が決まっている。アマチュアは負けた後に行動が乱れる」という言葉が、私の心に深く残りました。

その夜、妻に医師の診断結果を報告すると、妻はこう言いました。

「FXをやめろとは言わないよ。でも、体を壊したら意味がないよね。負けた日は、お茶を一緒に飲む時間を作ろうか」

その一言が、私には何よりも救いでした。

心を整える「感情リセット法」の3つの柱

数日後、田中さんが具体的なアドバイスをくれました。

「安定して勝っているトレーダーは、負けたら必ず15分休むんだ。タイマーをかけて、席を離れる。水を飲んで、深呼吸をする。戻ってきてから、淡々と次の準備をするんだよ」

「そんな簡単なことで?」

「簡単だから、みんなやらないんだ。熱くなって、すぐ取り返そうとする。そこで差がつくんだよ」

私はノートに大きく書きました。「負けたら、離れる。呼吸する。書く。」この3つが、私の「感情リセット法」の柱となったのです。

1. 15分離席の習慣

損切りしたら即座にパソコンをシャットダウン。タイマーを15分にセットして席を立ちます。キッチンで水を飲み、窓を開けて外の空気を吸い、背伸びを三回。椅子には戻りません。スマホでチャートも見ません。代わりに妻と「ちょっと休憩」と声をかけ合います。

最初の15分は長く感じましたが、3分目で呼吸が落ち着き、10分目で思考がクリアになり、15分後には「取り返す」より「整える」が前に出てくるのを感じました。戻った時、チャートは「恨みの相手」から「ただの地図」に変わっています。

2. 呼吸法で心拍を整える

高橋先生に教わった呼吸法はシンプルです。鼻から4秒かけて息を吸い、4秒間息を止め、口から4秒かけて静かに吐く。これを10回繰り返します。5回目あたりから明らかに心拍数が下がっているのを感じ、10回終わる頃には頭がスッキリしています。

コツは数えること。頭の中で「1、2、3、4」と数えると、心の中の雑音が小さくなります。姿勢も大切で、背もたれに深く座り、足裏を床につけると体が安定し、心も安定します。

3. 1行メモで振り返る

深呼吸の後、ノートに1行だけメモします。長文は不要です。

「焦ってロット上げた」「損切りライン動かした」「根拠弱い逆張り」

ポイントは、言い訳ではなく事実を書くこと。主語を自分にすること。「相場が悪い」ではなく「私はルールを破った」。これを続けると、自分の「負けパターン」が見えてきます。見えると、対策が立てられます。

実践と驚きの変化

「負けた後に15分休憩するだけで本当に変わるの?」正直、最初は半信半疑でした。でも、「とりあえず1週間だけ」と思って実践を始めました。

私は段階的に習慣化しました。最初の1週間は「負けたら15分休む」だけに集中。2週目は休憩中に深呼吸を10回プラス。3週目から1行メモを加えました。階段のように一段ずつ。忘れた日があっても、自分を責めずに次の日に再開。それで十分でした。

挫折しそうになった時は、声に出して言いました。「立て、歩け、水を飲め」。体を先に動かすと、心があとからついてくる。これを私は「3手先の自分を助ける」と呼んでいます。

3つの習慣を続けて1ヶ月が経つと、変化は想像以上でした。感情的になる回数が激減し、負けても「また明日頑張ろう」と思えるようになりました。無駄な取引がなくなり、現在では月平均15万円ほどの安定した収入をFXで得られるようになっています。

高橋先生からも「最近、動悸の回数が減ってますね」と言われました。夜の寝つきも良くなりました。健康は最強のトレード環境だと心から思います。

家族と人生の改善

2ヶ月後、妻から言われました。「あなた、最近FXをやってても怒らなくなったね」。自分では気づいていませんでしたが、私ひとりの習慣が家の空気を変えていたのです。

取引環境も改善しました。妻の協力でリビングの一角に専用スペースを作り、取引時間も朝8~10時、夜8~10時に限定。だらだら見ることがなくなりました。

私の変化を見た近所の佐藤さんに3つの習慣を教えたところ、2週間で「本当に冷静に取引できるようになりました」と喜んでもらえました。現在は地域のコミュニティセンターで月1回、「健康的な投資法」の勉強会を開催しています。失敗だらけの過去が、誰かの役に立っている。これが今の私の生きがいです。

あなたへのメッセージ

現在、この3つの習慣を始めて1年半が経ちました。FXの収支は安定し、心臓病の症状も大幅に改善しています。何より、妻から「あなたが穏やかになった」と言ってもらえることが一番嬉しいのです。

私の経験を通してお伝えしたいのは、FXの感情コントロールは特別な才能ではなく、誰でも身につけられる「技術」だということです。私のように人生で数多くの失敗を経験し、心臓病を抱える人間でも、正しい方法を継続すれば必ず結果は出ます。

15分休憩、深呼吸10回、1行メモ。どれも非常に簡単な習慣です。しかし、この小さな習慣を継続するだけで、あなたのFX取引、そして人生そのものに想像を超える大きな変化をもたらすでしょう。完璧を求めず、まずは1つから始めてみてください。

一人で抱え込まず、家族や信頼できる人に相談することも大切です。私にとって妻の支えは何よりも大きな力になりました。

私の人生は失敗だらけでした。しかし、その失敗を乗り越えてきたからこそ、あなたに伝えられることがあると信じています。失敗は恥ずかしいことではありません。失敗から学び、立ち上がることこそが人生の真の価値なのです。

もし今、あなたがFXで感情に振り回され苦しんでいるなら、私の体験が少しでもあなたの希望となれば幸いです。

あなたも今日から、まずは負けた後の15分休憩から始めてみませんか?小さな一歩が、あなたの未来を大きく変える力となるはずです。心を整えて勝つFX、一緒に始めましょう。

ふくお

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